mame’s diary

旅のこと、日々のこと

クリスマスマーケットへ行こう

クリスマスマーケットのトラウマ

クリスマスマーケットは近年日本にも定着しつつある気がする。

小さな可愛らしい屋台のようなお店が出ていて、あたたかい飲み物やちょっとした食べ物が買えたりする。

10年程前、大学の卒業旅行で友人とドイツのクリスマスマーケットをめぐるツアーに参加をしたが、そのときの思い出は「とにかく寒い」につきる。

ちょうど卒論を提出した翌日に出発をしたため、疲れがあったのか風邪をひいてしまった。

喉がガラガラで声も出せず、友人たちとのおしゃべりもままならず。

ツアーのため「今日はホテルで寝ています」なんてことはできない。

あらかじめ組まれた日程どおりに毎日長距離を移動し、夜になるとクリスマスマーケットへ連れていかれる。雨がふっていても予定どおり。迎えのバスが来るため勝手にホテルに帰ることもできずにつらい思いをした。

 

日本でも友人に誘われて六本木ヒルズや横浜の赤レンガ倉庫前のマーケットに行ったりしたが、ドイツでの思い出がトラウマになっているのか、日本のがしょぼいせいなのか、クリスマスマーケットを楽しめなかった気がする。(もちろん友人との再会はうれしいのだが。)

 

というわけで「クリスマスマーケットへ行こう」と誘われても「あぁ、はい、はい。」といつもにまして腰が重いのであった。

 

Hauptbahnhofのクリスマスマーケット

チューリッヒの中央駅にクリスマスマーケットができていた。

駅で待ち合わせの約束があったため、少し早めについて見てまわる。

スワロフスキーのクリスタルで飾られた大きなツリーはとても美しい。

透明なクリスタルだけで飾られていてシンプルだが、照明に反射してキラキラ輝いている。

近くで見ても、遠くで見ても本当にきれいで「ほわぁぁ」となる。

これを見たら10年間抱えていたトラウマもどこかへ消えてしまうようだった。

 

出ているお店も様々。ドイツではグリューワインやブルストなどその場で食べ歩きするような感じのお店が多かったような印象だったが、こちらは雑貨やアクセサリーなんかのお店がたくさんならんでいる。マフラーや帽子のお店、ウールのブランケットのお店、石鹸のお店、キャンドルホルダーのお店などなど。見ているだけで楽しかった。(というか高くてちょっと買うのにはためらいがあり見ているだけだったけれど楽しかった!)ウールのお店でブランケットとひつじのぬいぐるみ買いたかったな。

 

夫はアルプスの山の方からきている人からチーズを買っていた。お店のお兄さんがチーズやサラミをどんどんどんどん試食させてくれて、おなかがいっぱいになった。もちろん観光客だからサービスしてくれたのだろうけど。

エンドレスかと思われるような「これ食べてみて」にはハラハラしてしまった。上手に断れるといいんだけれど。

もっと上手く話せるようになりたいなぁと思ったのだった。